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2011年1月

2011年1月31日 (月)

ランサーのアクチュエーター修理

CE9Aのタービンアクチュエーターのロッドが折れたので修理しました。

Ce9aac1 見た目は良くないですね

調整のねじ部分で折れていたので溶接して補強を入れました。

Ce9aac2

このランサーは色々変わったことがしてあります。

 

ラジエターを外したついでに洗浄液を使って内部洗浄もしました。

Ce9aac3 汚いのが出てきました。

前回抜いたときも汚かったのでまた改めて洗浄しましたがまだ汚いままです。

もう一度やってみないといけないですね。

2011年1月30日 (日)

マークⅡのタイミングベルト

今日はJZX110マークⅡのタイミングベルト交換です。

同時にウオーターポンプも交換しました。

Jzx110tb1_2

最近なんだか1J、2Jのこの部分をよくバラしているような気がします。

この車は電動ファンですのでラジエターを外すまでがほんの少し簡単になります。

油圧ファンの車が最も苦労します。

タイミングベルトを外すとウオーターポンプが目の前にありますので同時に交換したほうが絶対お得ですね。

あとは案外クランクプーリーがダンパー部分で千切れてしまうことが多いエンジンなのでこの機会に念のため交換しました。

1J、2Jエンジンのタイミングベルト交換時にやっておくことをお勧めします。

2011年1月29日 (土)

アルテッツァのブレーキキャリパー

キャリパーのオーバーホールをしました。

アルテッツァも色々なところが経年劣化してきているのでこういった類の作業も増えてきましたね。

Sxecali1 洗浄前後(リヤ)

左が洗ったあとですがまだ乾かしていないので濡れていますがピストンの状態でわかりますね。

この後新品のシールやブーツをグリスを塗って組み付けします。

ブーツの組み付けがちょっとだけコツが必要だと思います。

オーバーホールした後はエアが抜け切っていないことがあるのでくどいぐらいに念入りにやっておきます。。。が、それでも作業したときに抜けてくれないこともあるので困ります。

特にリヤキャリパーにサイドブレーキの機構が組み込まれている時に多いので内部の構造の中に引っ掛かって残ってしまうのでしょうね。

・・・という事がわかっているので吸い込み、押し出し両方のエア抜き作業を繰り返しやっていますが抜けていないときは改めてエア抜きさせてください。

2011年1月28日 (金)

FD3Sの修理

水曜から発注した部品が入荷したので組み付けて完成しました。

Fdkan1_2

頼まれていた点検パックも行いました。。。が、ロータリーは圧縮測定が含まれません。

 

作業が終わって微妙な時間ができたのでついに放置状態だったバンパーを仮付けしました。

Fdbunp1

アンダーパネル風になっていましたがVマウントにしているのでバッサリとカットしないと付きません。

思ったとおりあちこちが干渉したりしますので加工して取り付けします。

仮付けが完了したので塗装に出しますがちょっとさっぱりしすぎている気もしますね。

やはりカナードをつける必要がある?

2011年1月26日 (水)

FD3Sオイル漏れ修理

FD3Sのオイル漏れ修理の作業を始めると・・・

Fdcheckb1 早速トラブル発見。

チェックバルブが壊れているのは良くあるトラブルです。

他にもホースが抜けていたり、ソレノイドが壊れていたりということがありますね。

それにしてもノーマルは配管が多いです。

自分のはシングルターボになっているのでずいぶんすっきりしています。

 

分解していくと、どうもエキセンのオイルシールもとっても怪しい状態なので交換しておこうと思います。

2011年1月25日 (火)

4AGのピストンとバルブ

今日は部品を待っている時間があったので少しですが4AGの作業が進められました。

ピストンを仮組みして燃焼室の容積を測定。

これでやっと圧縮比が計算できるようになったのでヘッドガスケットの厚みが決められます。

測定後全て組み付けしました。

4ag4 画像がこちら側なのは・・・秘密です。

バルブも組み付けました。

4ag5

もう少し早く進めたいと思っているのですがなかなか思うようにいきませんね。

2011年1月24日 (月)

シルビアLSD

PS13のデフもオーバーホールしておきます。

要望どおりマイルドに効くように組んでおきました。

Ps13diff1 デフ内部の画像は・・・ない

 

ファイナルギヤのバックラッシュ調整用のシムは車種によって色々ありますがシルビアので手持ちの中から選んで組み付け。

Ps13diff2

バックラッシュを調整した後、歯当たりを確認して問題なければカバーを組み付けしますが今回はメンバーが変更になっているのでカバーも併せて交換しました。

Ps13diff3

車両に取り付けて完了です。

2011年1月23日 (日)

シルビアピロ

PS13メンバー移植の続きでメンバー側の加工も終わり、取り付けしたので次はナックルのブッシュをピロブッシュに交換します。

Ps13nack1

ニッサンのマルチリンクナックルはこの部分の入替がプレスに掛からないので専用の道具を使います。

これだと手動になりますが真っ直ぐに力が掛かります。

左右とも3箇所を入れ替えてアームと取り付けていきます。

Ps13nack2

これでかなり動きが良くなりますね。

明日はデフの作業です。

2011年1月22日 (土)

シルビアメンバー

PS13のリヤメンバーをS15のメンバーに変更します。

まずは取り外して比較

Ps13menb1 全体

Ps13menb2 ロアアーム取り付け部

ロアアームの取り付け角度が最大の違いですね。

トラクション性能が上がってくれることでしょう。

Ps13menb3

PS13とS15ではメンバーとボディとの取り付け部分のピッチが違うので偏芯のアダプターを溶接しますが位置決めがなかなかに微妙です。

メンバーが斜めに付いてしまわないように注意してボディに取り付けた状況で仮溶接していったん外した後、歪みが出てずれないように仮付け点数を増やしてもう一度ボディに付けて見て取り付くことを確認しておきます。

あとはスムーズについてくれることを祈りながら本付けです。

2011年1月21日 (金)

180SXのセッティング準備続き

RPS13のバルタイを確認。

Rps13bt1

ノーマルのポンチマークの位置でいくとずれていますね。

ポンチマークを合わせるべく分解していくと・・・カムキャップのボルト穴が一箇所だめになっています。

タップを立ててみますがねじ山が残っていません。

仕方ないのでリコイルを使ってねじ山を再生して取り付け。

Rps13bt2

ノーマル位置に合わせてみましたがEXカムのノックピン位置が変??

やはりおかしいのでクランクプーリーに分度器をつけてバルタイを測定して組み直ししました。

これできちんとアイドリングするようになりましたのでセッティングに入れます。

2011年1月19日 (水)

180SXのセッティング準備

RPS13のパワーFCセッティング依頼で入庫した車ですが調子が悪いということで色々確認していきます。

まずはイグナイターとエアフロの配線がギボシ端子が使ってあったので半田付けしました。

A/F計を取り付けるボスを溶接しようとフロントパイプ周辺を見ると・・・

13outp1

アウトレットパイプの戻りパイプの溶接?部分から排気漏れを発見。

13outp2 戻りパイプはなくします。

溶接もしっかり付いていなかったので切り離してメクラの板を切りました。

それを溶接します。

13outp3

これで排気漏れはなくなるでしょう。

A/F計を取り付けしてパワーFC本体と接続・・・と言うところで配線が切れているのを発見。

またまた半田付けしました。

 

A/Fが見れるようになってパソコンとも接続し、アイドリング調整をしているとやはり何かおかしい。

点火時期も合わせてアイドリングの空燃比を10~11にしないとうまくアイドリングしてくれません。

しかもインジェクター容量から考えると設定数値がかなり薄くなっているはずの数値です。

センサーは特におかしな電圧ではないので機械的におかしいと思い、まずはコンプレッションチェック。

異常なし。

これは・・・バルタイ?

ということでヘッドカバーを開けると・・・スライドスプロケットが付いています。

東名さんのスプロケットですので取り付け位置を問い合わせしてみないといけなくなりましたがおそらくずれているように思えます。

ここから先は次回のお楽しみです。

2011年1月18日 (火)

プジョーのマフラー

以前チタンで製作したプジョーのマフラーですがサーキットの音量規制に対応するためにテールの部分をタイコが取り付けできるように改造しました。

Pjmuff1

チタンのストレートパイプと両方取り付けできるように製作。

これで音量規制の厳しいサーキットも走れますね。

2011年1月17日 (月)

ランサーブローオフと4AG続き

CP9Aのブローオフバルブを付け替えました。

Cpboff1

今まではHKSでしたがトラストに変更。

HKSの土台を切り、トラストの土台を溶接しますが既に穴は開いていて取り付く位置は変更できませんので少し制約を受けてしまいます。

実際の作業では付けることよりも今までの溶接を外す方が大変で、古い溶接が残っているときれいに付いてくれないので気を使って削りました。

取ってしまえば普通に付ければ良いですね。

この車はDジェトロになっていますので大気開放でも大丈夫です。

 

ブローオフの作業が終わったらまた4AGの続きです。

4ag3_2

ヘッドの加工も終わり、洗浄しました。

ピストンを仮組みしてトップ部分の容積を実測しますがまた次回のお楽しみです。

2011年1月16日 (日)

4AGポートの続き

昨日やりかかったポート修正の続きです。

雪も降ってとっても寒い上に、リューターはエアが通るのでどんどん冷たくなってきます。

それでも頑張って進めていきます。

4ag2 ポートは完成

バルブシート周りは重点的に修正します。

シートカットをしている部分は加工時にシートカッターでついた段差がありますのでできるだけスムーズな形状にしておきます。

画像に写っていない部分ももちろん修正しました。

 

次は燃焼室加工ですね。

燃焼室はノッキング(デトネーション)が出にくくなるように加工しますが今日のところはここまでです。

2011年1月15日 (土)

4AGのポート

なかなか手が付けられなかったのですがついに手がけることができました。

4ag1 まずはポート加工

この時期リューター作業は冷たいので厳しいです。

しかし手を抜く訳にいきませんので頑張ってやりますよ。

明日はもっと寒いかもしれないのでもっと頑張らないといけないですね。

2011年1月14日 (金)

研究のための

機材をやっと用意できました。

Opport1

あとは現車のデータを吸い上げてからのお楽しみです。

頑張れば何とかなる?はず。

2011年1月12日 (水)

ハチロクの修理

ちょっと変わった修理になりましたので当然ブログネタです。

ブレーキランプが点かなくなったとのことで入庫したAE86ですがブレーキスイッチを点検しても問題なかったので次の部品は・・・

ランプフィエリアセンサーという部品です。

導通点検をしてみると・・やはり接触不良のようです。

カプラーや接点を調べてもおかしくないので部品自体を分解。

Kiban1 わかりにくい?

やっぱり接点の半田が切れています。

半田を付け直して元通り取り付けし、きちんと点灯するようになりました。

2011年1月11日 (火)

スターレットのヘッドガスケット

バックオーダーだったメタルヘッドガスケットが入荷してきたので交換します。

まずは外したヘッドを確認

Ephedgk1_2 やはり抜けていますね

ブロック側

Ephedgk2 こちらは良いようです

外すときのヘッドボルトの緩める感じがばらついていたのでやはりヘッドボルトのテンションが不足するようですね。

今回は強化ヘッドボルトで通常よりも強いトルクで締め付けますのでガスケット抜けしにくくなるはずです。

 

ヘッドを外したのでノッキングの跡が無いかも確認しておきます。

小さいノックでも出ていれば痕跡が残るので見ればわかりますが出ていなかったようです。

自分が組んで、パワーの出ているエンジンは気になりますから確認できて安心です。

2011年1月10日 (月)

アルテッツァのブレーキバランサー移動&点検パック

以前に取り付けしてあったPバルブですがどうやら立てて付けているとエアがたまってしまいうまく作動してくれないようなので取り付け方向を変更して移設しました。

Bbal1 下がIN、上がOUT

これでエアがたまることはないと思いますのできちんと作動してくれるでしょう。

 

このお預かりと同時に当店の点検パックも依頼されましたので一通り点検し、最後に圧縮圧力を点検。

Comp1

コンプレッションはエンジンの状態を知る上で重要な項目です。

距離が進んである程度落ちていても全ての気筒で揃っていれば調子は悪くないはずですが、あまりに落ちている状態ではチューニングしてもいい結果は得られないだけでなくエンジンブローの危険性もありますのでたまには確認すると良いですね。

2011年1月 9日 (日)

スターレットのオイル交換

今日かろうじて画像撮影を思い出した作業がこれ

Ep91oil1 EP91のオイル交換

年末に忙しくてご来店できなかったとの事でした。

Ep91oil2 エレメント

もちろん汎用のオイルクーラーキットを使って交換時にオイルで汚れないところに付けましたので気持ちよく交換できます。

車種別キットだとたれたオイルがあちこちに付いてしまう様な場所に移設されてしまうものが多いです。

やはり汚れてしまうのは嫌ですから作り直しすることもちょくちょくあります。

気になっている人も多いのでは?

2011年1月 8日 (土)

シルビアのターボ

昨日からの続きですがクラッチは早々に終わったのでターボの作業に移りました。

分解していく過程でタービンの水ラインの継ぎ目からほんの少し滲んでいた跡を発見。

S15tb1

車をお預かりするときにボンネットを開けてみた時、少しクーラント臭がしていた原因はココだったのでしょう。

今回は配管も新調しますので問題ないですね。

 

そしてありがちなフロントパイプのステー部分のクラックも見つけたので修理しました。

S15tb2

このタイプは結構クラックが入る場合が多いですね。

ステーは別部品でボルト締めになっている方が無理なく取り付けできて良いのでしょうね。

こういった部品は時々チェックしてあげてください。

2011年1月 7日 (金)

シルビアのクラッチ&ターボ

2011年の作業が本格始動しました。

クラッチとリビルトタービンの作業ですがミッションを降ろすときにミッションマウントのボルトが不自然な外れ方をして、おや?と思うと、エンジンミッションの位置が妙に後ろに来ました。

かなり無理に前方に押してミッションマウントのボルトを付けていたようでボルトを外したら15mmぐらいボルト穴とずれました。

しかもミッションを降ろすのにもボディとかなり干渉して強引に降ろさないといけないという状態でした。

???もしやこれは・・・と思い、エンジンマウントを見ると、予想通り左右逆に付いていました。(画像は取り忘れました

シルビアのエンジンマウントは取り付けボルトが微妙にオフセットしているので逆に付けると位置が合わなくなります。

原因が発覚したので左右入れ替えておきます。

これで載せるときは通常通り乗せることができるでしょう。

やや苦労してしまったのでミッションを載せるところまでいけませんでした。。。

とりあえず外したクラッチは・・

S15clu2

最近では珍しい?ダンパーなしのメタルディスクでした。

少し斜めに減っていますね。ディスクが反っている(曲がっている)でしょう。

そして忘れないうちにボルト穴を修正。

S15clu3 

タップを立てて修正してボルトは1本ひどくつぶれていたのでストックから探し3本修正。

これで明日載せればOKですね。

2011年1月 4日 (火)

2010年もよろしくお願いします

年末走が終わってからすっかり休んでいました。

 

走行会に参加いただきました皆様、ありがとうございました。

P1010002

今回はいつもより多くの参加をしていただいた事、鈴鹿サーキットさまのご協力、協賛していただけたこと等からいつもの走行会よりもたくさんの景品を用意することができました。

また、前日まで不安だった天気も問題なく晴天のままで寒くはありましたが充分に走行会を満喫できたのではないか、と思います。

 

明日から営業いたしますので皆様のご来店をお待ちしています。

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